エプソムカップ 考察&注目馬
①馬場によって適性が変わる
東京の1800mはコーナーが2つで、サンデーサイレンス系のタメて切れる脚質が合う舞台である。ただ、この時期は雨が降りやすく、馬場が変化しやすい。ダービー、安田記念が終わって、さすがに芝も荒れてくる頃だけに、雨が降ってちょっと時計の掛かる馬場になるとジワジワと脚を使う血統の馬が台頭する。具体的に言うと、キングマンボ、ロベルト、フレンチデピュティ、ダンジグなど、非サンデーサイレンス系の馬である。サンデーサイレンス系でいえば、ダンスインザダークやマンハッタンカフェなど、どちらかというと長距離を得意とする種牡馬の産駒たちの方が適している。
先週は土曜の夜の大雨の影響で、あきらかに安田記念デイは時計が掛かっていましたし、馬場が変化しつつあります。今週も見事に雨予報があり先週の雨と相まって、さらに馬場悪化の可能性が高い。
②4、5歳馬が中心
4歳 【8・6・2・18】
5歳 【2・3・2・43】
6歳 【1・2・4・35】
7歳以上 【0・0・3・31】
明らかに4、5歳馬が強い。
前半3ハロンの平均が35秒8、後半3ハロンの平均が35秒7と、ほぼミドルペースで流れる。その分、スピードに任せて前に行ける若い馬の方が有利になるということだ。
③マイラーにとっては厳しいレース
欧州血統を持つ馬が活躍しているように、府中の1800mはスピードだけでは押し切れない、スタミナが問われる舞台である。過去10年の連対馬22頭のうち、19頭が芝1800m以上の中距離で勝ち星を挙げていたことからも、マイラーにとっては厳しいレースになることが分かる。
注目馬
*ミッキースワロー
上記の事からも当然、実績上位の5歳馬はミッキースワローになる。体質的にはまだ未完成ながら大器の馬。一度使って叩かれて上積みは十分で、56キロの斤量に戻り長距離輸送のない東京ならば優勝候補。
ただ良馬場でやりたいのは間違いない。
*ダノンキングダム
安定した先行力が魅力で、馬場が渋っても問題ない。先週まで東京芝ではステイゴールド産駒の活躍が顕著で、後押しがあるのは心強い。
*キョウヘイ
コース実績は全くないが、馬場が渋って時計が掛かれば間違いなく怖い一頭になるはずです。
上がり34秒後半〜35秒台の馬場になれば。
*◯◯◯◯◯◯◯◯◯
キョウヘイ同様に馬場が渋れば。
近走は適正外のレースや高速馬場で結果が出ていないが、この梅雨時期に毎年活躍する馬で、一発を秘めています。追込み一辺倒の馬ですが、重馬場まで悪化すればチャンス。私は重馬場ならこの馬は買い続けています。
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