中京記念 考察&注目馬
①当然、関西馬有利
マイル戦となった2012年以降の6年間の中京記念における、関東馬、関西馬別の成績は以下のとおり。
関東馬【2・2・0・14】連対率19%
関西馬【5・5・7・77】連対率11%
関西馬が5勝を挙げており、勝ち馬はほぼ関西馬が関東馬を圧倒している。これには長距離輸送の理由があるはず。栗東トレーニングセンターから、各競馬場までの所要時間は以下のとおり。東京競馬場は約6.5時間、新潟競馬場は約7時間、小倉競馬場は約8.5時間かかるのに対し、中京競馬場は約2時間である。京都競馬場までの約1時間、阪神競馬場までの約1.5時間と近く、長距離輸送によってサラブレッドが消耗することなくレースに臨めていることが好成績を生んでいる。
*また美浦の改修工事によりWコースが閉鎖しているため、関東馬のプリモシーンとロードクエストが栗東で滞在し、調整している。
②ハンデ重の実力馬
中京記念はハンデ戦であり、過去10年間の連対馬のハンデを見ると、57kg以上が10頭連対している。ハンデが重いほど好走の傾向があるが、これはハンデが重いから走るのではなく、重いハンデを課せられていることは実力を認められていることを意味する。実力のある馬が、そのまま力を発揮しやすい舞台であり、ハンデ=実力と考えて狙って見ても面白い。
③差し、追い込み馬が有利
2012年からマイル戦で行われるようになり、より差し、追い込みが決まりやすくなった。過去4年間の脚質間のデータは以下のとおり。
逃げ 【0・0・0・6】 連対率0%
先行 【2・4・0・18】 連対率22%
差し 【1・2・3・31】 連対率8%
追込 【4・1・4・22】 連対率14%
逃げ馬よりも先行馬、差し馬よりも追い込み馬の方の勝ち星が多く、連対率も高いという珍しい傾向がある。これは中京競馬場のマイル戦は差し・追い込みが利きやすいからであろう。これまでは差して届かなかった馬たちのゴール前での大逆転が見られるレースと考えても良いかもしれない。
と、ここまでは昨年までのデータによるもの。しかし今年は雨の影響がかなりありそうで先週もそうだが、再びが道悪開催になるはず。さらに昨年に比べてあきらかに内側もまだ荒れておらず、先週も騎手達は内側の進路を選んでいます。
先週の中京9Rと12Rの画像を見て下さい。
そしてこれが昨年の中京記念です。
あきらかに昨年は内側が荒れて騎手達は中から外寄りを選んでおり、外差し有利だった。
しかし先程も書いた通り、先週の通りの馬場ならば内の先行馬が有利に働くはず。
ただし逃げ馬は割引。道悪をこなせるパワータイプを狙うべき。
注目馬
人気サイドからは
◯◯◯◯◯◯◯
デビューから2戦はダートを使い、ダート馬が活躍するファルコンSで見事に好走。
そこからNHKマイルに参戦したわけだが、やはりパワータイプなのは間違いなく高速馬場の東京では用なしです。
陣営も「パワーがすごくある馬。今の中京は合う」とコメントしていますし、なにせ12年13年と中京記念で連覇させた◯◯調教師の管理馬ですし、期待できます!
◯◯◯◯◯◯◯◯
左回りの実績はないが、阪神巧者のこの馬なら力のいる今の中京の馬場は決して苦にはしないはずだ。高速馬場では足りない馬だが時計が掛かるなら大歓迎だろう。ただし毎度のような追込みなら確実に届かない。2走前のように好位に付けられれば。
前走がパラダイスS、米子S組からの好走馬が目立つということで。
コスモイグナーツ
ハナを主張したいタイプで、たしかに中京記念は逃げ馬の成績が0-0-0-8と壊滅的ではある。しかしそれは例年のような外差し馬場ならの話。今の馬場ならどちらがが馬券内に粘り込んでも何らおかしくない。幸いにも人気各馬が後ろからの瞬発力タイプなだけにチャンス。
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