DONのドーンッと回収競馬

Twitter @don19860314 回収率競馬予想をしています。多角方面から穴馬を導き出し予想する穴党です。

オークス 考察

 

 

いよいよ今週は牝馬クラシック2つ目となるオークスが開催されます。

桜花賞を制し1冠目を奪取したデアリングタクトが無事に参戦で2冠となるか注目のレースですね。

 

 

さてNHKマイルの考察でも書いたのですが、3歳馬において、まだ発展途上馬が数多くいたり、多種多様なレースパターンでの競馬を経験していない馬もいるため私自身、全貌を掴みきれていません。私よりも断然、高いレベルの頭脳、または分析力をお持ちの予想家の方々は掴んでいらっしゃると思いますが、私にはまだ不可能です。なので現状で把握している事、把握している馬だけ考察しようと思います。

宜しくお願いします。

 

 

オークス

 

 

オークス勝利条件とは?

 

牝馬クラシックにおける、桜花賞1600m→オークス2400mという大幅な距離延長にはなるが、実際のところ中長距離適性というのはあまり求められてはいない。

オークスは2400m戦のレースであっても、実質的には1600~2000m程度のものになってしまうことが多い。なぜなら、どの馬にとっても2400mは未知の距離となるため各騎手に前半大事に乗ろうという気持ちが働き、ペースが遅くなるケースが多いからである。

道中はゆっくりと行って、ラストの瞬発力勝負というレースになりがちで、そのため、オークスを勝つために条件となるのは、「スローペースに折り合える」、「瞬発力がある」という2点となる。

 

 

桜花賞組が有利?

 

桜花賞からの直行組の活躍が顕著なのは、桜花賞組の完成度が高いからである。スローペースに折り合うことができれば、たとえマイラーでもオークスの2400mは十分にこなせてしまう。東京は言わずもがな高速馬場であり、スピードがあるマイラーが前にいって中々止まらないことは周知のとおり。

最終的に問われるのは絶対能力であり、桜花賞で勝負になるだけのスピード、瞬発力、スタミナがあれば、それがそのままオークスでも十分通用してしまう。よって、別路線組よりも完成度、絶対能力がはるかに高い、桜花賞組が有利になるのである。

 

 

 

  • デアリングタクト

まずは新馬戦と2走目のエルフィンSが圧巻の内容。当時にレース後すぐにメモを取ったのがこれです。

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やはり大物というか怪物級でしたね。

桜花賞はスマイルカナ、レシステンシアがハイペースを刻んで後続の脚を削ぎ落とし尚且つ馬場の悪化で相当に上がりが掛かって後ろからの馬はバタリと止まっていた中を大外から次元の違う脚で追い込んで勝利しました。

レース前から不安なのは道悪だけと思っていたので、それをクリアして馬場不問ならば文句なしで上位候補でしょう。

ただ後方の大外一気という競馬に徹しているのは能力が高いから出来る戦法と芸当以外に、やはり気性面に不安があるからなのは間違いありません。エピファネイア産駒によく見られることですが、折り合い難だったり馬込みで揉まれるのを嫌ってのことでしょう。

東京の広いコースなので馬群がバラけるので問題はないと思いますが、馬自体に文句をつけるならそこだけ。距離も左回りも問題ないタイプと思います。心配なのは初の関東輸送とタフな桜花賞後の反動です。輸送を考慮して最終追い切りは坂路で軽くサラッと程度にしていますね。当日の馬体重、気配は注意しましょう。

あとは高速馬場で後ろから差せるかどうかという点です。

 

 

  • デゼル

前走はレベルの違いで圧倒的な力差を見せつけての勝利。レーン騎手がホウオウピースフルではなくコチラを選んだということはかなり自信があるのでしょう。この馬が今回好走するにはスマイルカナの逃げるペースとそれに続く馬次第である。

※これについてはスマイルカナの考察で詳しく書きます。

デゼルは折り合いに問題ないタイプで距離延長は大歓迎。スローからの瞬発力勝負に持ち込みたいでしょう。たしかに上がり32.5という脚は魅力だが、走破時計は全て平凡。レベルが高く走破時計が速くなる重賞を経験していないのがかなりの不安点になるでしょう。出遅れ癖もありますし、最内枠に入ったのはリスクが高くこの馬にはかなりのマイナスでしょう。流れが速く追走で脚を使えば簡単に人気を裏切る馬だと思います。配当的には飛んでほしい1頭。

 

 

  • クラヴァシュドール

個人的にチューリップ賞までは想定の範囲の評価だったが、前走桜花賞の4着はさすがに軽視していたので驚きました。

3角〜4角では馬が怖がって下がったようですが、直線で能力だけで上がってきたような内容で世代上位の実力を示したといえます。

広い東京、高速馬場に替わるのはプラスですが、気になるのは距離と減り続けている馬体重。それらをクリアすれば大崩れはないでしょう。

 

  • サンクテュエール

まさかの大外枠になりました。桜花賞では馬場悪化で伸びを欠いたわけですが、良馬場ならキレる脚をつかえる馬。スローからの瞬発力勝負になってほしいはずです。

ルメール騎手は当然、今の前残り高速馬場は理解しているので、大外から無理矢理にでもある程度のポジションを取りにいきたいはず。それを他が許してくれるかどうかです。

良馬場+ポジション取りの2つがポイント

 

 

ダノンファンタジーと同じく中内田厩舎の早熟仕上げの典型例というべき馬。

G1での急上昇は難しいでしょう。ただ人気急落

なら良馬場替わりと折り合い難を克服で抑えで買うのもいいかもしれません。

 

 

  • マルターズディオサ

内枠なら狙いたかった馬。間違いなく高速馬場は大歓迎ですし、先行力があり距離ロスなく立ち回れたはずです。しかし8枠は痛い。前のポジションを取るには最初のコーナーまでにある程度、脚を使わないといけないので距離不安がある馬だけにタイト。今回は見送りたい。

 

 

  • スマイルカナ

さすがにオーナーも逃げてこその馬だとわかったでしょうし、指示は出すはず。

全てはこの馬のペースが重要になります。エイシンヒカリと同タイプであり、

スロー逃げならば瞬発力勝負になり、キレる脚がない自身には部が悪い。好走するためには桜花賞のようにハイペースで逃げて後続に脚を使わす競馬が必須。ただ問題は2番手、3番手〜中団の馬がそれに付き合うかどうか。

それらが折り合い重視で脚を溜めれば、直線で一気に後続が押し寄せてくるでしょう。

まあどちらにせよ今の内前有利の馬場なら絶対に買うべき馬ですね。

 

 

人気馬の歓迎展開

  • ハイペース

デアリングタクト、クラヴァシュドール

 

  • スローペース

デゼル、サンクテュエール

 

 

穴推奨馬2頭

 

  • ◯◯◯◯◯◯

初めからオークスを目標にしていた感がある。2400mという距離を意識して育てられたと思います。桜花賞は完全に道悪馬場でノメッていましたし、それでも直線で追い上げた脚力を評価しなければいけません。距離延長、高速馬場、鞍上ともに完全に狙いにきたと判断していいでしょう。

 

  • ◯◯◯◯◯

まだ2戦2勝の戦歴ですが、前走がかなりパフォーマンスの高い内容。先行馬にはかなりタイトな展開で粘って押し切った勝利。

血統的に母系には中長距離に秀でていますしメンバー中上位の距離適性でしょう。枠と脚質からも穴で買いたい馬。キレるタイプではないのでスローからの瞬発力勝負では部が悪いが、スマイルカナがペースを落とさないように常にプレッシャーを掛けれる位置で競馬が出来れば一発あっても。問題は騎手が理解し体現できるかです!

*ポイント

2、3番手でスマイルカナを後ろから突いてペースを落とさせないこと。

 

 

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