宝塚記念 考察&注目馬
①スピードとスタミナを兼ね備えた馬
宝塚記念は、「スピードとスタミナの能力が高い次元で求められる」
これは阪神競馬場の2200m内回りというコース設定のためである。
スタンド前の直線を延長したポケット地点からの発走。スタートしてから第1コーナーまでの距離は525mと長いため、前半のラップは速くなりがちである。1~2コーナーにかけてペースは落ち着くが、向こう正面から再び速くなる。3コーナーを回ると、擬似直線が待ち構えていて、ここでさらにペースが上がる。このように、全体的にメリハリのない速いペースになるため、スピードの持続力が問われるだけではなく、確かなスタミナの裏付けがなくてはならない。 枠順による差はほとんどないが、1~2コーナーのカーブがきついため、内に入れなかった馬は外々を回されるはめになる。そういった意味では内枠の方がレースはしやすい。
②天皇賞春組
平成12年より、6月下旬へと日程が変更された。それまでは天皇賞春からの間隔が開きすぎていたため、調整が難しく、多くの馬は本来の力を出し切れない、もしくはここを使わなかった。
しかし、開催時期の変更後は、一転して天皇賞春組の活躍が目立つ。天皇賞春で1~3着だった馬は【5・3・2・20】、天皇賞馬に限っては【3・3・1・5】と実に堅実に走っている。天皇賞春からの間隔が適度に短くなったことが、天皇賞春組にとって有利になったことは間違いがない。
*ただ2017年のキタサンブラックが勝った天皇賞春はレコードが出るほどのかなりタイトなレースだったため、キタサンブラックを始めこのレースを走った馬達は疲れがとれず軒並み次走で大敗しています。
天皇賞春を勝つには極限に仕上げられたと考えてよく、その反動を考えると、天皇賞春→宝塚記念という連勝は意外と難しい。
そして、当然のことながら、この変更は安田記念組にはマイナスの影響を与える。特に安田記念を目標にして仕上がっていた馬や、安田記念で激走してしまった馬にとっては、中2週で宝塚記念というローテーションはあまりにも厳しい。安田記念は負けていた馬の方がかえって宝塚記念での成績は良い。
*今年は安田記念からの出走馬はいません。
③前走G1レース以外で負けている馬は×
宝塚記念は定量戦であるため、実力の差がはっきりと出てしまうレースである。宝塚記念の連対馬は、ほとんどが天皇賞春か安田記念からの直行組であって、別路線組はごくわずかである。これは、宝塚記念は実力が正直に反映される紛れのないレースであることを意味しており、前走G1以外のレースで敗戦していた馬ではまず勝負にならない。
以上を踏まえて注目馬を挙げていきましょう‼️
注目馬①
キセキ
やはりこの馬を挙げない訳にはいきませんね。
前走はエポカドーロがハナにいったために逃げれず2番手からの競馬。この馬は大トビで内回りのコーナーが多いコースは苦手なのは間違いありません。
叩き良化型の当馬が休み明けで苦手な内回り、ハナにいけなかったにもかかわらず2着にこれた大阪杯は単純にレースレベルが低いとしか言えません。この馬の実力が抜けているという証でしょう。
ただ今回2つだけ気掛かりがあります。
1つ目は、有馬記念の敗因で川田騎手が「向正面の直線で馬が最後の直線と勘違いしてしまってスパートかけて最後の直線は脚がなくなった」とコメントしていました。有馬記念の中山コースはトリッキーな内回りコースで、この馬の苦手にしている部分がモロに出たって感じですね。今回の阪神2200mのコースも3コーナー辺りから擬似直線というものが存在します。
まあ阪神なら問題ないと思うのですが。
2つ目の気掛かりは、次の注目馬で書きます。
注目馬②
エタリオウ
今回唯一の4歳馬になります。前走の天皇賞春はこの馬の気性のせいで最後方からの競馬しか選択出来なかった。差し決着とはいえ4着までくるのですから能力相当なものでしょう。気性難がゆえに、こういったクセ馬を幾度と乗りこなしてきた横山典弘騎手に白羽の矢が立ったという経緯。横山騎手もこの馬のことがずっと気になっていたらしく乗りたかったようで「(乗れることを)願ってた。叶ったよね。願いは叶う」とコメントしています。かなり期待できそうで、アッと驚くことをやってくれそうです。
キセキのとこで2つ目の気掛かりがこれなんですよね。横山騎手が大逃げをしてくる可能性が高いということ。週末は雨予報ですし、前の馬が止まらない可能性が高く、エタリオウの気性次第ではあるが逃げる気配が漂います。
注目馬③
◯◯◯◯◯◯
もう終わってしまった馬なのか!?
いやまだ見限れないのが本音です。あれだけ将来を期待された馬が、これだけ変わってしまうのですからやはり◯◯◯賞とは本当に恐ろしいレースですね。ただフォトパドックでも、ここ3走よりはデキが1番良いと師もコメントしていますし、この馬にとって追い風になる雨予報ですし、上がりが36秒台になるような馬場になれば、1発があってもいい!
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土曜推奨 前走不利馬
阪神1r
☆メイショウマサヒメ 自信度B
前走はゲート内で座り込んでしまって、そのタイミングでゲートが開き出遅れ、前半でかなり脚を使ってしまったので直線は伸びなかったと推測する。今回は先行し、雨で上がりの掛かる馬場ならばパイロ産駒だけにチャンス。
全姉のメイショウスイズキも芝で3勝しているだけに期待できる。
☆テレーザ 自信度C
前走のノーブルライガー、メイショウマサヒメ、ペプチドサクラと再戦となるが、前走は叩いてハナにいく競馬で終始、2番手のペプチドサクラに突かれるかなりタイトな競馬。かなりハイペースでしたし1番キツい競馬をしたのがテレーザです。同型のテーオーマルクスとレジェーロの前走はスローペースの楽な競馬でしたし、レースレベル的にノーブルライガー、メイショウマサヒメ、ペプチドサクラ、テレーザの方が上だと思います。
阪神7r
☆◯◯◯◯◯◯◯◯ 自信度A
前走は直線で前が開かず追えなかった。やっと開いてから脚を伸ばしたが、またしても前が塞がりブレーキ。手ごたえ的に間違いなく上位入線できたはず。この相手ならチャンス。
函館6r
☆カーブドシール 自信度A
前走は番手追走で最後は手ごたえ良く差すだけだったが外の馬と接触し、その反動で内の馬とも接触した。スピードが死んでしまい人気に応えられず。今回も人気になるがチカラ上位は明らかですし、まず勝ち負けでしょう。
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関東オークス 予想
久しぶりに地方重賞を予想してみたいと思います。
中央からの参戦は
・エリーバラード
・ローザノワール
・ラインカリーナ
勿論、中央馬が実力ともに中心ですが、やはり初めて経験するナイター競馬。
馬という動物は動物の中でも、特に臆病とされているので普段と違う環境などで怖がったり、戸惑うことがあります。夜の中での強い照明も気にする可能性もあります。
あとは地方の独特の砂にも対応できるかどうか。
川崎2100mのコースは小回りでコーナーを6つ回るため、コーナーリング性能が問われ、大トビの走法の馬には厳しいと思います。
距離も長いため枠順の有利不利はそこまで意識しなくてもいいでしょう。
それらを踏まえて私の本命馬は・・・
◎◯◯◯◯◯◯◯
前走、ただ1頭牝馬ながら世代トップクラスの牡馬を相手に3着とい粘ってみせた内容は強いの一言。◯◯騎手が遠慮せずに強気に前にいければ勝ち負けまでと思っています。
◯トーセンガーネット
やはり地方馬からはこの馬を1番手にあげなければなりません。必ず毎年地方馬が1頭絡んでいますし、地方牝馬三冠馬の最右翼馬です。
芝でも結果を出してきた馬でG2フローラSで好成績を残したジョディとタイム差なしの2着を演じていますし、実力は上位。
当然無視はできない。
注意☆リトミックグルーヴ
単純に他メンバーの脚質と思惑を考えると、展開利が得られそうな地方馬はこの馬かなと。
アークヴィグラスには逆転できるのは間違いないと思います。
抑え△
アークヴィグラス
最内枠でハナにいきたい馬。距離不安もありますし、同型の馬多く中央馬に外から被されるか、後ろから突かれてるでしょうし、今回は出番なしと思います。
消し
ローザノワール
なんといっても前走の時計が圧巻。かなり優秀な時計で、いきなり重賞でも通用するのは間違いないですが、気になるのはかなりキツいローテーション。3、4月と月1で走り5月は2戦で間隔が詰まってここへのレースですから、3歳牝馬には厳しいかと。さらに前走の2、3着馬が揃って次走で大敗していることからも、かなりタイトなレースで状態維持が難しかったか、あるいは時計は優秀だがレースレベルは低いかのどちらかです。ここは消します。
買い目は
馬連◎ー印へ
3連複フォーメーション
◎ー◯▲ー◯▲☆△
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