日本ダービー考察 まさかあの馬に危険信号!?
こんばんは!
オークスが終わりいよいよ今週末は日本ダービーです。他のG1とは違う特別なレース!全ての騎手、陣営が憧れる舞台。
今年はどんなドラマが起こり歴史のページに刻まれるのか楽しみであります。
①やはり注目は皐月賞組
ダービーでは皐月賞からの直行組が好走することが多い。直行組以外としては、以下の2つのパターンが考えられる。
- 皐月賞のあとにトライアルレースを挟む
- 別路線組
最近の傾向として、1.の皐月賞からダービーの間にレースを挟む馬は少なくなってきている。ほとんどの有力馬がダービーに直行し余力を残している中で、トライアルを使うということは、それだけでディスアドバンテージになるからである。それを承知でトライアルを使うとすれば、本番のダービーでは勝負にならないことを見越した上でのことであり、メンバーが落ちるトライアルで賞金を確実に稼ごうという意図が読み取れる。実力的にも足りず、余力も残っていない馬が、本番であるダービーで好走することが難しいことは明白である。
2.の別路線組は、最近ではNHKマイルカップか青葉賞を勝ってきた馬の活躍が目立つ。NHKマイルカップからはキングカメハメハとディープスカイという大物が出ているように、決して相性の悪いレースではない。府中のマイル戦を勝ち切れるスタミナがあれば、2400mもこなせるということである。今後も注目のステップレースとなるには違いないが、中2週というローテーションを考えると、皐月賞からの直行組に軍配が上がるはず。また、青葉賞からは古いところではエアダブリンが、最近ではシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、アドマイヤメイン、フェノーメノ、マイネルフロストが本番でも好走している。同条件を勝ってきた馬なので当然といえば当然なのですが、完成度がやっと追いついてきたという素質馬が多い。
ですが、まだダービーの勝ち馬が出ていないのも事実である。
結論としては、1.のパターンは本番のダービーでは勝負にならず、狙うとすれば2.のパターンということになる。ただし、勝ち馬に限って言えば、皐月賞からの直行組を狙うのが定石だろう。
②乗り替わりは大きなデメリット
「すべての牡馬は生まれた直後から、ダービーを獲るという目標に向かって育てられる」と言っても過言ではない。ノーザン系、社台系に至っては特に中距離の素質馬を多数輩出させている。
すべての育成、調教という点は、ダービーに向かって線でつながっている。その線上において、道中を走るリズム、息を入れるタイミングを教え、馬群の中で走ること、馬群を割ることに対する恐怖を取り除くなど、レースをうまく運ぶためのコツを教えていくのは騎手の役割である。
それゆえだろうか、ダービーで乗り替わりがあった馬は、これまでに勝ったことがない。
過去20年間で【0・7・5・103】という散々たる結果である。このデータだけを取っても、デビューから競馬を教えてきた騎手が、本番であるダービーで乗り替わることに、どれだけのデメリットがあるかが分かるはず。
連対に絡んだ7頭の内訳は、
平成13年のダンツフレーム
平成14年のシンボリクリスエス
平成16年のハーツクライ
平成18年のアドマイヤメイン
平成19年のアサクサキングス
平成22年のローズキングダム
平成27年のサトノラ―ゼン
アドマイヤメインとアサクサキングス、サトノラ―ゼンを除いて、乗り替わり前の騎手が騎乗する馬に、乗り替わられた馬が先着していないということは面白い事実である。
たとえば、平成14年のシンボリクリスエスは武豊騎手から岡部騎手に乗り替わったが、武豊騎手はタニノギムレットでダービーを制した。また、平成16年のハーツクライは安藤勝己騎手から横山典騎手に乗り替わったが、安藤騎手はキングカメハメハでダービーを勝った。このように、ある騎手が乗り替わる前の馬に、乗り替わった後の馬が先着することは少ない。つまり、ダービーを勝つような馬は、どんなことがあってもジョッキーが手放すことはない、もしくは手を離れることはないということである。
*平成13年のダンツフレームの藤田騎手はダービーに騎乗していない。
これによりルメール騎手が騎乗停止でサートゥルナーリアも当てはまっています。能力は抜けているが果たして!?
③経験を積んだベテランジョッキー
過去の勝利騎手のほとんどは、経験を積んだベテランジョッキーである。あの武豊騎手でさえ12年もかかったように、ダービーを勝つことは他のG1レースとは比べものにならないほど難しいことなのである。昨年は福永騎手が23年目にしてようやくダービージョッキーになれました。
何故こんなにも難しいのか!?理由としては
- ダービーという異様な雰囲気の中で、平常心で騎乗できる精神力が求められる
- ダービーを勝つためには騎手としてのあらゆる経験を生かさなければならない
ということが考えられる。 それ以前に、ダービーを獲れるだけの器の馬を依頼されなければならないし、多数を依頼された場合には、その中からダービーを勝てそうな馬を選択していかなければならない。つまり、ジョッキーとしてのあらゆる技術や経験が求められることになるのである。だからこそ、ダービーというレースは簡単には勝てるはずはなく、騎手にとっても憧れのレースとなっている。
該当馬
ランフォザローゼス、ロジャーバローズ、ナイママ、タガノディアマンテ、ヒーリングマインド、マイネルサーパス
- 2000m以上未経験の馬は✖️
該当馬
エメラルファイト、ダノンチェイサー
- 前2走で連対なしの馬は✖️
該当馬
クラージュゲリエ、タガノディアマンテ、ナイママ、ニシノデイジー、マイネルサーパス、
- 騎手乗り替わりは勝利なし
該当馬
サートゥルナーリア、リオンリオン、アドマイヤジャスタ、ダノンチェイサー、クラージュゲリエ、メイショウテンゲン、ランフォザローゼス、
注目馬
*◯◯◯◯◯◯◯
一週前追い切りで、これまで以上の動きを披露してかなりハードに消化しており、具合はかなり良さそうです。東京替わりと距離延長に関しては問題はない。長く良い脚をつかえるタイプなので、先週のオークスのような、よーいドンの瞬発力勝負では分が悪いが、折り合いに心配ない馬ですし早めに先頭で抜け出してこれれば押し切る力はあるはずです。
とにかく上位人気3頭の内、どの馬を切るのが正解かを当てるレースになりそうですね。
サートゥルナーリア
東京◎ 距離△ 乗り替わり✖️
ヴェロックス
東京◯ 距離◯
ダノンキングリー
東京◯ 距離△
ちなみにオークスの1、2着馬のラヴズオンリーユーとカレンブーケドールの配合はディープ×ストームキャット系でした。
まさにこれはダノンキングリーですね。
個人的に、データからもサートゥルナーリアの1着は外しての2、3着固定の3連単で気軽に楽しみたい気持ちです。
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