秋華賞 考察
いわずもがな二冠中のデアリングタクトだけが三冠という偉業に挑戦できる権利があります。さらには無敗での三冠となるかも注目ですね。
京都芝2000m 内回り
- デアリングタクト
そのデアリングタクトですがオークスでは徹底マークもあり他馬にぶつけられたり、進路を塞がれる不利の中でも抜け出してからは圧巻の脚で勝利。
やはり普通に走れば難なく勝てる実力はあります。
今回焦点となるのは京都内回りというコースですね。2桁番手となる位置取りから脚をためて差し脚を伸ばすこの馬にとってやはり届くのか?という不安は付き纏います。これは2年前の秋華賞でアーモンドアイにも同じことが言われておりました。結果、そんな声を跳ね返す鬼のような末脚で差し切ったわけですが、それがデアリングタクトにも出来るかということ。京都の最後の直線は323mという長さで短いコースになります。
ある程度の不利や雨馬場にも不問で対応できる実力がありますし、位置取りだけですよね。松山騎手のその場の判断次第で着順が変わる可能性があるだけにかなりプレッシャーがあると思いますが頑張ってほしいですね。
- リアアメリア
近走は折り合いに欠いてなかなか成績がよくなかったのですが、ようやく精神面の成長から前走は、先行しても折り合いをつけることに成功しました。
まあこの馬が先行して実力発揮なら、ローズSは反則でしたね笑。今回も後ろからで折り合いに欠くという予想だったので、個人的にスタートして先行した瞬間に「馬券外れた!」と確信しました。
まずは折り合いがついた事が1番の好走要因ですが、もう1つは東京はベスト舞台というのがあります。
大跳びのストライド走法なので、大箱の東京や外回りコースがベターかなと。今回は京都内回りということ、そして週末の雨予報があるというのは、コーナーリング性能とピッチ走法の問われる舞台。その時点でプラス材料にはならないのがリアアメリアです。あっても3着なのかなという印象です。
- ウインマリリン
デアリングタクトに次ぐオークス2着馬。オークスは本当にこの馬の立ち回りの巧さと機動力を最大限に活かした競馬でしたね。
その能力があれば、京都内回りは絶対に合うはずで好走可能なのですが、実は本番の秋華賞前に一度使って叩く予定でした。ですが、フレグモーネを発症し本番直行となってしまった。ウイン、コスモ、マイネル軍団はやはりイメージ的に叩き良化型であり、直行は確実にマイナスです。さらに関東馬で初の関西輸送ならば、間違いなく厳しい戦いになる。
今回は完全に軽視でいいと判断しました。
- マルターズディオサ
2歳重賞を賑わせてくれたマルターズディオサがようやく復調という前走。スローからの瞬発力戦に強いタイプで前走は番手につけて先行しスローからキレ味で押しきった競馬。スローなら2000mもこなせることがわかりましたね。今回もメンバー的に前につけれそうですから、チャンスはありそうです。あとは馬場ですかね。水分を多く含む道悪は得意ではないでしょう。上がりが掛かる程度の稍重の馬場ぐらいなら大丈夫だと思います。
- ウインマイティ
ウインマリリンよりこちらを今回買いたいかなと。
前走は飛び上がるスタートで後方からで外枠もあって終止、外を回される競馬。それでもオークス3着の実力は示しましたし2着以下は団子状態で6着でも着順ほど負けていない。最速の上がりを使っていますから、休み明けを考えればやはり実力はあります。ただ納得いかないのは夏を休ませていたわりに馬体の成長がなくオークスからマイナス体重だった件が気になります。あまり春から成長してないかもしれない。関東輸送が響いただけなら気にしなくていいだろうし、今回はお膝元の関西なので、問題ないか。しかし一応当日がまたまたの馬体減なら不安はあります。馬場傾向としては土曜日の雨予報でゴールドシップ産駒なのでプラスですし、京都平坦コースに替わるのはベスト。あとはスタートを決めてある程度の前目の位置取りが出来ればチャンスでしょう。
- クラヴァシュドール
前走は休み明けで馬体は増えていたが、春に減った分と成長分で全く太め感はなしです。なんならまだまだ小さい。もっと増えてほしかったのが本音です。この馬はやはり2000mでも少し長いのかなと。それでいてあれだけ外外を回されれば脚はなくなりますし、全く直線は伸びませんでしたね。
好走条件としては内枠。ロスなく内で脚を溜めたい。そして先行でしょうね。差しに構えてもこの馬の良さは全くいきないので。
穴に成り得る3頭
まず言いたいのはデアリングタクトはこの3歳牝馬世代で抜けた存在ですが、レシステンシア、スマイルカナがいないなら次位にくる馬というのが団子状態。走る条件が替わる度に順位が簡単に入れ替わりそうなメンバーです。実際に秋華賞トライアルであるローズSでは1勝クラスを勝ち上がったばかりのムジカ、オーマイダーリンが2、3着で権利をとれるという波乱。共に2桁人気でした。紫苑Sにしてもオークス上位組が負けて近走精彩を欠いていたマルターズディオサが勝ち、3歳になってからデビューしたパラスアテナが2着になるという始末。さらに秋華賞の抽選対象馬が、2勝クラス勝ち上がったばかりの馬が対象となるという珍しいパターン。
つまり抽選さえ叶って出走できれば、好走可能のチャンスがあるということ。あとはトライアルレースとオークスでの凡走組の巻き返しも視野に入れるべきか。
下記のYouTubeで発表しています❗️
*1頭が抽選漏れで除外対象となりました。
- ◯◯◯◯◯◯
抽選対象馬。上記の通り2勝クラスを勝ち上がったばかりだが、実は父、母父、母母父の全てがデアリングタクトと同じという血統背景。さらに5戦中4戦で上がり最速をマークしており決して侮れない存在だと思います。もちろん抽選次第ですが。
- ◯◯◯◯◯◯◯◯
オークス、トライアルレースといずれも善戦してきた馬であり、あと一歩足らない。オークスは前が詰まる不利があったものですし悲観する内容ではなかった。前走にしてもそうだが、やはり追い込み一辺倒だけに届く、届かないが常に紙一重のところになる馬で、やはり展開次第で抑えておくべきですね。道悪はダメだが、外差し馬場になれば面白い存在。かなり上積みがありそうですし軽視禁物。
- ◯◯◯◯◯◯
3歳デビューからまだ5戦目のまだまだこれからの馬。オークス、ローズSと崩れているが、経験不足ですし精神面も成長してくればという感じでしょうか。オークス後に軽い骨折があっての前走は休み明けローズS。馬体も成長していましたが、脚元はまだ不安があったかもしれません。今回は叩いての得意の右の内回りコースであり、面白いですね。雨も歓迎の血統ですし、調教は毎度かなり動いているので、それが本番で出せれば好走可能でしょう。今回、逃げ馬不在ですし隙あらば行ってもいいのではないでしょうか。
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